ここは「ゼウス カルネージハートセカンド」における個人的戦術方針です。
よろしければ、お読みください。
OKE/装備評価
キャラ寸評
コラム その1
コラム その2
・序文
「制空権を得た者が勝利を収める」というのは近代戦における常識というべきものですが、
「カルネージハート」シリーズではそうではありません(近代戦だって制空権「だけ」で
勝利を収めることが出来るわけじゃないですが)。
ですが「ゼウス」では、制空権を得る事が結構役にようになりました。
と、いうのも、かつては悪魔的な対空兵器でもあったショットガンがその威力を大幅に落し、
対空の決定的切り札が消滅したためです。このため、「対空砲火」を気にしなくてすむように
なった飛行型OKEはかなり危険な存在となったのです。
ここでは、その危険な飛行型OKEへの対抗戦術を紹介します。
・対空用兵器
対空戦闘の戦術を考えるには、まず対空戦闘に使える兵器を考えなくてはなりません。
ここからは、対空能力に秀でた兵器の紹介です。
拡散砲
もっとも一般的な「対空砲」的兵器。要するに、敵の近くで爆発し、その破片を撒き散らす、
というやつである。が、その破片の撒き散らし方が悪く、飛行型には直撃しない場合が多い。
とは言え、三次元機動を行う飛行型を捕らえるのは極めて難しいので、これであっても、
多少は気休めになる。命中率は、他のアサルトやビームよりましなので・・・
ショットガン
かつては悪魔的破壊力を誇ったショットガンも、「ゼウス」では射程の短さと散弾の少なさゆえに影が薄い。
しかしながら、近距離、飛行型の条件であれば十分に役に立つ。飛行型OKEはたとえ散弾1発でも当たれば
「転倒」扱いになって、大きく跳ね飛ばされるからだ。
また、目標を「取り囲む」ように飛ぶ散弾も、飛行型OKEに当てやすくしている。問題は、その命中が
確実に出来ない点。もっとも、至近距離で全散弾が命中した場合の大ダメージもあるので、この辺は難しいのだが・・・
多弾頭ミサイル
「ゼウス」における対空戦闘の切り札。ミサイル対策(誘導妨害装置の装備やチャフの搭載)をしていない
機体なら、これの2発も打ち込めば致命傷となる(特に大型のオーディン)。
命中率も高いので、使い勝手は極めていい。ただ、対抗手段が多く、また常套手段でもあるため、
無効化されやすい事、搭載量が少ない事が欠点と言える。
なお、通常のミサイルでも飛行型OKEには結構な脅威である(その機動性能でかわせるが)
ロケット
拡散砲と同じで、敵の近くで破片を撒き散らす武器。破片の量が多いのが強みだが、拡散砲同様、
命中させにくいという欠点もある。全破片が命中すると、たった1発のロケットでも破壊する事がある。
また、ミサイル同様、搭載量に制限あり。
機雷
全般として、適当に散布するだけでいい、というお手軽な兵器、空中を浮遊して待ち構えるので、
飛行型OKEにとっては邪魔な兵器である。ただ、探知が可能であるため、近づかないよう設定されると、
無意味な場合もある(もっとも、それを逆手に取り、飛行型OKEを包囲する手もある)。
クラーケン
前作以来の機雷の代名詞と言うべき傑作機雷。散布されると近くの飛行型OKEを追尾して、直撃する。
その破壊力は1発でも致命的である。無効化の手段は回避運動しかなく、使い勝手もいい兵器である。
欠点は、搭載可能OKEが少ないこと(ホバー型2機種に車両型1機種、多脚型2機種)。
ウィスプ
近づくと、大量のマイクロミサイルが発射される機雷。多弾頭ミサイルと同じ効果を期待できる。
散布するだけの兵器なので、使い勝手はいいと言える。欠点はミサイル同様、無効化手段がある事と、
搭載可能OKEの少なさである。
・戦術例
上で紹介した兵器を使って、どう対抗するか。その実例を紹介したい。
その1 拡散砲、ショットガンを発射する。
基本的手段と言える。要するに対空砲火である。しかし、地上から撃ち上げた場合、二次元ではなく
三次元で考えて撃つ必要があるため、なかなか命中しない。唯一の例外はショットガンを装備したロータス
くらいなものである(本当に至近距離である20以下で撃つため)。
地上型OKEの場合、はっきり言って気休めである。
その2 開戦早々に多弾頭ミサイルを撃ち込む。
「キックオフ」戦法とも「開幕ミサイル」戦法とも言われているそうな。つまり、始まりと同時に
装備する全てのミサイルを飛行型OKEに撃ち込む方法である。
ミサイルは追尾式の兵器なので、命中率は心配ない。
利点は、厄介な飛行型OKEを開幕で抹殺できる事。それにより、数の優位を確保できる事である。
欠点としては、まともなミサイル対策を施されたOKEには全くの無駄に終わるという事。
その3 近づいた飛行型OKEに多弾頭ミサイルを撃ち込む。
飛行型OKEが一定距離に近づくのを待ってミサイルを撃ち込む方法。
近距離であれば、ミサイル妨害手段が間に合わない場合があり、これはこれで有効な手段である。
利点は、妨害を気にせずに済む事。欠点は、相手が近づかない限り無意味な策である事。それに、
相手の攻撃をまともに受ける危険性を持っているというところ。
その4 相手の妨害手段を消費させてから多弾頭ミサイルを撃ち込む。
無駄弾になるのを承知の上で、小型ミサイルを間隔をおいて連射し、相手のミサイル妨害手段を消耗させ、
その後に必殺のミサイルを撃ち込む方法。確実性は格段に高いのだが、時間がかかること、ミサイルを大量に
装備出来るOKEでないと不可能な戦術であることが問題。プログラムもややこしくなりやすい。
その5 特定パターンで機雷を散布する。
たとえば、戦場の中心線上に一定の間隔でクラーケンを散布すると、機雷回避プログラムを
組み込まれた飛行型OKEはその線を越える事が出来なくなる。結果、活動範囲を半分に出来る、というわけである。
長所は、飛行型を戦力外に出来る事、安全圏を確保できる事などがある。
欠点は、それなりの数の機雷を持つOKEでないと実行不可能な点である。
ただ、応用範囲の広い使い方でもある。(自機の周りに散布して、接近を阻止するとか)
その6 至近距離で機雷を散布する。
その3同様、近距離の敵に向け散布するもの。利点、欠点もその3と同じ。ただし、散布した機雷を
かわされたとしても、その機雷はそこに待機するので、障害物として使える。
また、対空機雷でなくとも、たとえばバルキリーを相手に直撃させてダメージを与えることも出来る、
というメリットもある。