ぱすチャC++の「リバース&ラバース」を見て思いついた小ネタです。
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久しぶりに会った友人、ミューゼル・クライスマンと近況や情報の交換をし
ているうちに、いつしか話題は竜胆沙耶の恋愛に移っていた。
「ふーん。沙耶ちゃん、あのユウキって子と付き合い始めたんだ」
「ま、まあね」
非常にストレートな発言に、沙耶は照れくささからわずかに頬を赤く染めた。
非常に初々しい反応であり、恋人であるユウキや長い付き合いである友人の
ミューゼルのように特に親しい人間でなくとも「可愛い」と評したくなる仕草
であった。
そんな彼女の様子を微笑みながら見ていたミューゼルだったが、不意に何か
に気づいたかのか、右の人指し指を下唇にあて天井を見上げた。「ん〜〜」な
どと小さくうなりながら考え込む姿は可愛らしくもあり、幼くもあった。だが・・・
(あ、ヤバ)
この可愛らしい仕草に、沙耶は危険を感じた。この友人がこんな風に考え込
む時は、ろくでもない結論が出ることを経験則で知っているからだ。
何とか注意をそらそうと別の話題を持ち出すより早く、ミューゼルが口を開
いた。
「ねぇ、沙耶ちゃん。ユウキくんって、リナちゃんと同級生なんだよね?」
「ああ、そうだよ」
「と、言うことはリナちゃんとユウキくんは同い年?」
「ああ」
10歳下の妹リナとユウキは同い年である。その事実を確認したミューゼル
は、納得したかのように頷くと、過剰なまでの茶目っ気を込めて無体な事をの
たもうた。
「10歳も下の子とつき合うなんて・・・沙耶ちゃんって、実はショタコン?」
「ほっとけっ!ってか、違うっ!そもそもショタって言葉の使い方間違ってるし!」
沙耶は思いっきり絶叫した。それはもう、心の底から。
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ある4コマ漫画で、女性が年上のカップルの漫画で、その女性と友人との間にこんな会話がありました。
「あんたが初恋の時に今の相手を見初めていたら、完全な犯罪よね」
ちなみに、女性が初恋の時は高校生、相手の男は小学生となる年齢差です。
これって思い切り、沙耶やセレスとユウキに適用出来るなあと思った次第です。
それでは、こんなところで。