山田和

1954 常滑市に生まれる
1976 大阪芸術大学卒業
越前に築窯(加藤唐九郎氏を師に作陶に専念する)
1976 越前に築窯
1978 サン・ギャラリー住恵個展
1980 丸栄スカイル個展、以後隔年開催
1983 南青山グリーン・ギャラリー個展
1988 ドイツにて穴窯制作(ヤン・コルヴィツ陶房)
   記録映画「炎より生まる」制作に参加(マークスツェルナープロダクション)
1989 ドイツにて作品制作 初窯
1993 日本橋三越にて個展 以後隔年開催
1994 大阪高島屋にて個展
1995 赤坂グリーン・ギャラリーにて個展
1997 大阪高島屋にて個展
2000 大阪高島屋にて個展
2004 ぎゃらりい栗本「陶(10)のかたち」出品

青織部ぐい呑

うねりを持たせた箆目と印花のバランスが素晴らしい。しっかりと腰が張った力強い形状で口作りも良い。

志野

向付を小服碗に見立てた作品。雪のように繊細な肌に釉掛けの指の後がアクセントになっている。輪花の形状も良い。

引出黒割高台ぐい呑

絶妙な掛はずしに大胆な割り高台を組み合わせた力強い作品。上部のヘラ目がアクセントとなっている。

志野シノギ手ぐい呑

和氏の新しい作風。氏らしい大胆な造形の中にもさりげない気遣いを感じさせる。白い釉と掛け外しの鬼板が焦げた景色のバランスが素晴らしい。高台も、より力強さを感じる。

赫釉織部ぐい呑

和氏のオリジナルで血を思わせる鮮やかな発色に遊びを盛り込んだ造形とのバランスが素晴らしい。

志野ぐい呑

個展で1時間も迷って購入した思い出の作品。志野特有のぽってりとした釉調に一箇所だけ薄く作られたな口作りが素晴らしい。